TOP > MIAとは > 心エコー読影スキルアップの課題とMIA

心エコー読影スキルアップの課題とMIA

伊藤先生

岡山大学 循環器内科教授
伊藤浩 先生

岡山大学 循環器内科教授 伊藤浩先生は、現状の心エコー読影スキル向上のための教育の課題とMIAの関係について以下のように述べています。

「エコー」でいうスキルというのは基本的にリーディングスキルであります。リーディングスキルというのは画像から病態をどう理解してどう読んで行けば良いのか、スキルのある人は深読みできるしスキルの無い人はいくら異常がでていても分からない。このリーディングのポイントが個人個人によって違っていることが問題となります。

検者は一様にある一定の規準に達していなければならないし、同じようなポイントで見ることができなくてはならないということが極めて重要な要件でありますが、このリーディングをある一定のレベルで読めるようにするという教育システムは現状では各施設に任されているか、あるいは個人個人に委ねられています。
それをこのようなシステム(MIA)で同じポイントで画像の読影ができるように学んでゆく事は非常に意義のあることです。

加えてエコーというものは非常にバリエーションの多いものなので見たことの無い画像は診断できません。
例えば、レアケースの診断という場合はその症例画像をみていなければ画像診断することはできませんが、そういったものを教えてくれる教育ツールが現在に到るまで非常に乏しかったのも事実です。

ところがこの教育プログラムでは今まで各施設で様々な症例画像をストックして、そのストックを見ながら個人で学習してきたことを、このプログラム(MIA)は、学ぶ総ての人が同じポイントで画像読影を行う為のトレーニングを可能にしました。

現在、日本の各病院においてエコーを専門的に指導できる医師のいる施設が少なく、そういった施設ではきちんと画像から病気を読んだ所見が書けないという問題を抱えています。
そのような現状においてこのような教育プログラム(MIA)で学ぶことは非常に有用な手段であるといえます。